性的少数者のおはなし

 

 "LGBT"とかの話って割りと避けられがちだったり、その話をする人自体を敬遠する人が多かったりするので余り話したくはないのですが、思うことがあったので。

 

 

性的少数者とは

 性的少数者とは、その名の通り性に関して少数派の方のことです。"LGBT"が当事者たちが自称的に用いてる一方、「性的少数者」は彼ら、彼女たちを客観的に言い表す言葉です。一般に、性指向(どの性別が好きか)と性自認(自分がどの性別であるか)について少数派の方を指します。"LGBT"を例に挙げると、L(Lesbian)とG(Gay)、B(Bisexual)が性指向、T(Transgender)が性自認に関わることです。おそらく。

 これが、びっくりするくらい多種多様で複雑なわけです。"LGBT"というのはいわば性的少数者の代表格であってそれだけが性的少数者ではないのです。全性愛とか、肉体と精神で性指向が違う人とか、またそれらの組み合わせで多くの種類が存在することになります。

 

 

思うこととは

 以上の話を私は大学の講義で学びました。そして、とある講演会で実際に”当事者”の方からお話を伺う機会がありました。ゲイの方がお話をしてくださり、座学だけではなかなか感じ取れないリアルな話を聞くことで実感が湧くというか、偏見も消え去ったかなと思いました。 

 思っただけでした。先日バイト中に男性2人がくっついて歩いているのを見て「ホモか?」と思ってしまいました。これはほぼ無意識なもので、まったく悪意のあるものではないと記しておきます。

 なんとその2人の内1人が講演会でお話をしてくださった方でした。私はその時非常にいたたまれない気持ちになりました。講義を通して、またあの講演会によって同性愛者をはじめとする性的少数者に対しての偏見や先入観は消えていたつもりでしたが、残念ながらまだそのような考えが残っていたみたいです。

 

 講義を受け、当時者の話を聞いた私でさえ、このような状態なのですから、況や普通に生きている人をや。これってもう新しく出てきた問題でもなんでもなく、ずっと受け入れられないことが続いてきた問題だと思うんですけど、何でこんなにも受け入れられないんでしょうか。基本的に、基本的に、基本的にヘテロ(異性愛者)でないと生殖ができませんから、そういうことなのかもしれないと思ったのですがどうでしょう。これ以上詳しく言うと怒られてしまうかもしれないのでここまでにしておきます。