レディプレ、観た

レディプレ、観た

 「レディ・プレイヤー1」を観てきました。通称「レディプレ」らしいです。

 やっべーーーって言いながら2D字幕版を観た二日後に3D吹替版を観ていました。だって、やっべーーーーーーーーーんだもの。

 なお、ネタバレ配慮はしません。

スピルバーグ

 この映画の監督は言わずとしれた名監督、スティーヴン・スピルバーグです。恥ずかしながら洋画には疎く、今年観たペンタゴン・ペーパーズが初めてのスピルバーグ作品で、レディプレは2作品目でした。周りの大人に言えば驚かれるかもしれないが、今の20歳、案外こんなものなのでは。

 

 

感想

 

 私は通常、観た映画のレビューをレビューサイトで書き投稿しています。ですが、このレディプレはレビューを書きませんでした。レビューを書くべきではない、書いちゃいけないと思ったからです。こんな天才的作品に私みたいな存在が何かしら文章を付与することに何の意味もないと思ったからです。

 しかし二回観たこともあり、この想いを文章として残そうと思いました。(いやまぁ

レディ・プレイヤー1の感想を書いた学生に映画代を渡します – ところてん – Mediumを見てですけどね……)

 

 

観た経緯

 レディプレが公開されるまでこの映画の存在を全く知りませんでした。公開され、CMや他の人のツイートを見て、どうやらこの映画はヤバいらしいと。TOHOシネマズの鑑賞ポイントを使って無料で観ることができたので観に行った次第です。実際観た結果、やっべーーーーーとしか言えませんでした。あと、お金払いてぇって気持ちになりました。

 

 

2045年

 この映画は2045年が舞台なんですが、今から27年後のことです。今から27年前が1991年なことを考えると技術革新が半端ではないことは容易に想像できます。描かれる世界は今から27年後に相応しい未来的な技術、そしてある意味文明が退廃した(それはVR世界であるオアシスにのめり込む人間が増えたことともリンクして) 世界でした。未来に希望はある、確かにあるが何もかもが望まれるものではないかもしれない、オアシスという第二の世界で心地よく暮らすという理想は叶えられるかもしれない、だが現実世界は必ずしも良いように運ぶとは限らないということなのでしょうか。

 あんなスラム街に住まざるを得ない世界でオアシスなんてものがあったら当然、そこに入り浸りますね、私だってそうします。今すぐにだってヘッドセットをつけたいくらいです。

 

レディプレとSAO

 えっと、素晴らしきレディプレとソードアート・オンラインを同列に語っていいのかわかりませんけど。平気ですかね(決してSAOをけなしているわけではなく)

 SAOは大して観たことがないのでにわかかつおぼろげな知識なのですが、確かSAO世界だと身体を動かすのに現実世界の身体を動かす必要はないんですよね。意識しただけで身体は動かせるし、五感も再現されるはずです。痛覚遮断機能もあるらしい。

 一方、レディプレでは、現実世界の身体とオアシス内での身体がリンクしており、そのためにあのランニングマシーン(なんていったか忘れた)とかワイヤー(なんていったか忘れた)があったわけです。五感に関しては、視覚、聴覚、触覚(スーツ等着用により)が得られ、おそらく嗅覚と味覚は得られません。”食事”がキーですしね。そしてSAOとは対照的に痛覚までもリアル感を求め再現することが可能です。

 

 SAOは2022年が舞台なのでレディプレより23年も前の話です。なんとなく、SAOのシステムのほうが未来的な感じがしませんかね。私はしました。実際、何年後かにのめりこんで生きることができるレベルのVR世界が生まれたとき、どうなるかとても楽しみです。

 

 

元ネタ

 この映画には多くの作品がクロスオーバーします。原作を書いたアーネスト・クラインが日本のポップカルチャーに関心があるらしく、日本の作品のキャラクターも登場します。

 冒頭の記述で察せられるかと思いますが、私はレディプレに出てくる他作品のキャラクターやアイテム、つまりは元ネタがほとんどわかりませんでした。今まで観た映画のあれもこれも出ている! と感動している人々の気持ちを分かることができないのが本当に悔しくてならない……

 

 デロリアンはまぁ知ってるな、AKIRAは作品名だけ知ってる、これはジュラシックパークなのかな、キングコングか、シャイニングって映画があるんだ、メカゴジラガンダムは知ってるぞ、チャッキー? 見たことはあるな、波動拳!!!

 

 本当にこんな感じです、衝撃を覚えるかもしれません。何が言いたいかって、元ネタを知らなくても十分楽しめるし、きっと元ネタを熟知してたら2000%楽しめるんだろうなってことです。

 

 

俺はガンダムで行く

 俺もガンダムで行きたい、誰しもがそう思うはずです。思いませんか。

 

 この、「俺はガンダムで行く」はかなり鑑賞者の印象に残っているらしくツイッターでも話題でした。この台詞を聞くことも観に行った理由の一つでした。「俺はガンダムで行く」もうエモいとしか言えません。森崎ウィンしか信じられない。

「俺はガンダムで行く」字幕版でも、というかアメリカで放映されたものでも日本語なんですよね。字幕で”I choose the form of Gundam” と出ます。これを日本語で、しかも「俺はガンダムで行く」という100点満点の台詞を言われたらもう泣くしかありません、鳥肌が止まりませんでした。しかもメカゴジラと戦うんですよ、ガンダムが……例によってガンダムゴジラも大して観たことのない私でも。

 

 この「俺はガンダムで行く」自分だったら何で行くかなと考えられていいですよね、私だったらそうですね、ゴーラ・モスカで行く。

 

 

 

まとまらないまとめ

 情報量が多すぎて頭の中がごちゃごちゃになりますね、うまくまとまればよかったのですが。とにかく、すっっっごく面白い映画だったということ、クロスオーバーされる作品を知らなくても十分楽しめること、「俺はガンダムで行く」を聞いてくれ、ということが伝わったら幸いです。ところで、丁寧体のブログって読みづらいですかね。それではまた。