HiGH&LOW、観て

HiGH&LOWを観てくれ。話はそれからだ。

 

HiGH&LOWとは

 Wikipediaによると、

EXILE TRIBEの総合エンタテインメントプロジェクトとして企画・制作され、テレビドラマ・映画・漫画・ネット配信・音楽・ライブツアー・SNS・体感イベント・フラッシュアニメなど様々なメディアで展開する完全オリジナル作品。EXILE HIROが総合プロデュースを務めており、EXILE TRIBEのメンバーをはじめ、EXILE TRIBE以外からも多数の俳優、女優、アーティスト、タレント、格闘家らがキャスティングされている[1]。キャッチコピーは「全員主役」

 とのこと。通称「ハイロー」である。メディアミックスしすぎて混沌としたコンテンツとなっているが、今回注目したいのはテレビドラマ及び映画である。

 テレビドラマは30分枠で、1期、2期がそれぞれ10話ずつ日テレ系列で放送された。その後、劇場版として「HiGH&LOW THE MOVIE」、スピンオフ作品である「HiGH&LOW THE RED RAIN」、「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」、「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」が公開された。それぞれ一部ファンの間では「ザム」、「レッレ」、「ザム2」、「ザム3」と非常に頭の悪い略称で呼ばれている。

 

 ストーリーの紹介はとても私の文章力ではまとめきれない。なのでこれまたコピペで。

伝説はとある街から始まる。かつて「ムゲン」という伝説のチームがこの地域一帯を支配していた。その圧倒的な勢力により、かえってその一帯は統率が取れていた。 だが、ムゲンに唯一屈することなくたった2人で互角に渡り合った兄弟がいた。「雨宮兄弟」である。両者の決着は着かないまま、ある事件をきっかけにムゲンは解散し、雨宮兄弟も姿を消した。 その後、その地域一帯に「山王街二代目喧嘩屋 山王連合会」「誘惑の白い悪魔 White Rascals」「漆黒の凶悪高校 鬼邪高校」「無慈悲なる街の亡霊 RUDE BOYS」「復讐の壊し屋一家 達磨一家」という5つのチームが頭角を現した。その地域一帯は各チームの頭文字を取って「S.W.O.R.D.地区」と呼ばれ、S.W.O.R.D.地区のギャング達は「G-SWORD」と呼ばれ恐れられた。さらに、「敵か? 味方か? 謎の勢力 MIGHTY WARRIORS」が出現する。 時はムゲンの解散から1年後、舞台はS.W.O.R.D.地区。男達のプライドをかけた新たな物語の幕が上がる。 

 いや、わからんでしょこれ。これを読んでも何が何なのかさっぱりじゃないかと思う。実際、1話を観たときに抱く感想がこれである。我慢して2話以降も観てほしい。

 少年漫画を彷彿とさせる王道ストーリーの連続にかつて少年であった我々は熱狂しないはずがない。そう、女性ファンが多いこの作品だが男性にこそ観てほしい作品なのだ。

 

EXILEは怖くないよ!

 この作品を知り得ながら観ない理由として、ほぼ確実にEXILEの存在が大きいと思う。そもそも私の周りにいるいわゆる”オタク”という集団とEXILEがあまりに対極の位置にいるもだから当然敬遠してしまうのも納得である。だが、安心してほしい。EXILEは怖くないよ!

 演技面でも何かと心配されるEXILE系グループであるが、そこも安心してよい。ハイローに出てくる、ギャング、不良のような存在が本職では? と思えてしまうほどEXILE系グループとの相性がよすぎる。いや、本来の彼らなんだから演技の必要はないでしょ、というわけである。おかげで演技面で顔を歪めることは限りなく少ない。

 

 

”オタク”に刺され

 この作品、かなり”オタク”に刺さるところがあるのではないかと思う。というか色々なところで言及されているとおりである。”オタク”には確実に刺さる。

 

①特撮オタク

 ハイローはEXILE系グループの他、特撮作品に出演した俳優が多く出演する。特撮時代の経験を活かした生身アクションは必見である。また、バイクアクションは最近の平成ライダーの10倍はやっている。最近の平成ライダーはそもそもバイクに乗らなかったりするのでバイクアクションを求めている人にも是非観てほしい。

 

ガルパンオタク

 これも各所で言われていることだが、実質ガルパンと言っていいほどに話の構成が似ている。そもそもガルパンもかなり王道ストーリーなので似通ってしまうのは必然であるが、ガルパンを視聴済みであるとかなり熱いシーンがある。というかガルパンじゃなくても少年マンガを読んで育ったならば必ずグッと来る。

 

少年マンガオタク

 少年マンガオタクとは、という感じだがハイローはジャンプ作品に通じるところがあると思う。友情、努力、勝利かと言われると怪しいが男たちが殴り合いの喧嘩をし、かつて敵だった相手と共闘するという今までジャンプで何億回と観てきた光景がそこにはある。少年だったあの頃を思い出せるぞ……観ろ……

 

 

まとめ

 とにかくかっこいいの、彼ら。拳で殴り合っているように見えてアレは精神の殴り合いなんだ。世界観とかがちょっと馴染みづらい部分もあるかもしれないが一度ハマれば勢いでなんとかなるから、大丈夫だよ。